伊坂幸太郎「終末のフール」が新型コロナ騒ぎに似ていると感じた

伊坂幸太郎「終末のフール」が新型コロナ騒ぎに似ていると感じた 趣味・娯楽

こんにちは、リョウです。

小説家、伊坂幸太郎作の「終末のフール」を、今さらながら読みました。小説好き、読書好きな方は、すでに一読していると思いますが、今のタイミングで読めてよかったです。

限りある人生があったとしたら、あなたはどう生きますか?

今の仕事、続けますか?
好きなこと、やりますか?

新型コロナウイルス騒ぎと重なったこともあり、深く考えるいいきっかけとなった。短編小説であり随所で繋がりが出てきたり、予想外の展開に持ち込んだり、フィクションとわかっているのに、のめり込んでしまった。

小説の感想をブログ形式にして書くのは初めてだけど、今後も続けられるよう、コツコツ書いていきたいと思う。

伊坂幸太郎「終末のフール」

「終末のフール」の話は、8年後に小惑星が地球に衝突して、地球が滅びるという内容をベースに書かれています。紀元前、恐竜が生活していたときのような話なのか、人類が滅びるとなって、国民は大騒ぎします。

強盗、恐喝、殺人、窃盗。
小惑星衝突のニュースが流れたあと、たくさんの犯罪が起こり街は混乱しました。

食料を確保しようとしたり、燃料を備蓄しようとしたり、日本が日本では無い状態になってしまった。

小惑星衝突ニュースの5年後、家族を殺され、家族が自殺をし、殺されずに生き延びた方達の、短編小説ストーリーが描かれています。

街は落ち着き、少なくても人に危害を加えようと考えている人間はほとんど居なくなり、昔のように治安が良くなった。買い物も普通に行けるし、昼間歩いていても犯罪者はいない。

(夜は、相変わらず物騒なイメージがあって、外出を控えている)

新型コロナウイルス騒ぎと似ている

話は少し変わります。

わたしが読み進めて感じたことが、今世界で起こっている、新型コロナウイルス騒ぎに似ているという点です。

  • ウイルス感染したら、死んでしまう
  • 仕事がなく、今後どうやって生きていけばいいのか、わからない

少し角度は違いますが、

「ウイルス感染したら、死んでします」と、先入観を持たせる報道機関。毎日のニュースで、あたかも恐ろしい狂人と戦っているかのように煽りまくって、世間を怖がらせています。

確かに、持病持ちの高齢者は自粛して、感染対策は徹底的にやったほうがいいです。基礎疾患を持っているなら、なおさら感染しないようにしなければなりません。

一方、若者の死亡率はほぼゼロに近いです。若者はかかっても、無症状や死亡にもつながらないのにも関わらず、政府が自粛自粛と。。。

日本はサービス業の国。飲食店が一番のダメージを受け、イベント業や観光業、そこで働いている若者は仕事がなく、困窮している状況です。

「終末のフール」と「新型コロナ騒ぎ」を、無理矢理結びつけている感じもあるけど、「今を楽しもう」「自分を生きよう」というモチベーションを保つ面では一緒だと思いました。

いつか死んでしまう、だったら仕事をしなくてもいいのではないか?

「生」があれば「死」もあります。明日、交通事故にあうかもしれないし、通り魔に刺されて死んでしまうかもしれない。
そう考えたとき、やっぱ日々を楽しむのがいちばん幸せだなって感じたんですよね。好きなことを、とことん楽しみ、ストレスになることは一切やらない。

小惑星が3年後に衝突する状況の中、各々が目標を見つけ、楽しいことや好きなことをやっている情景がとても、羨ましく感じた内容だった。

できれば、皆さんも毎日を楽しく生活し、好きな人にはちゃんと感謝を伝え、やりたい事を徹底的に、後悔しない人生を楽しんで欲しいです。

わたしも、妻や子供、両親や兄弟になるべく一緒過ごし、1日いちにちを後悔せず過ごします。

簡単ですはあるけど、伊坂幸太郎作「終末のフール」を読んで、自分なりに感じたことを書いてみました。
また、別の作品も読んでいるので、面白いと感じたら、紹介していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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