【効果的な利他主義宣言!】慈善活動への効果的なアプローチ を読んでこれからできる事

【効果的な利他主義宣言!】慈善活動への効果的なアプローチ を読んでこれからできる事 趣味・娯楽

こんにちは、リョウです。

とあるネットニュースを読んでいたら「効果的な利他主義宣言!」慈善活動への効果的なアプローチという本が紹介されていたので、すぐに購入しました。

どのように行動すれば、効果的に慈善活動ができるのか。募金をするには、どこへ送るのがいいのか。今まで考えもしなかったことがたくさん書いてあり、とても勉強になりました。

今後、本に書いてある事実を考えながら生活していくと、一層幸せなんだなっという実感が湧いてきます。

自分自身のメモとして、勉強にとして、頷ける部分や初めて知った箇所を箇条書きにしています。

その部分に対しての自分の意見も綴ってあります。

「効果的な利他主義宣言!」慈善活動への効果的なアプローチ読んだ感想

【効果的な利他主義宣言!】慈善活動への効果的なアプローチ を読んでこれからできる事

人々の役に立つということに関していえば、「無分別」と「無意味」はイコールであることが多い。

私たちの一般的な生涯労働時間は8万時間と言われている。

1日8時間。すごく長いようで、あまりしっくりこない数字ではある。

サハラ以南のアフリカの貧困国の平均寿命は、アメリカの78歳ちょっとに対し、いまだに56歳にとどまっている。

改善はされているようだが、まだまだ先進国に比べて貧困度合いがひどいとのこと。

1800年、アメリカの一人当たりの年間GDPは(現在の価値に換算して)わずか1400ドルだったが、今ではそれが4万2000ドルを上回る。たったの200年間で30倍も裕福になったのだ。

裕福になった人々がいる一方で貧しくなった国や人も多い。貧富の差は広がるばかりである。

人間の健康を向上させる方法は2通りあるという考え方が元になっている。ひとつ目は、「命を救う」こと。ふたつ目は、生きている間の生活の質を向上させること。

命を救うというのは、寿命を伸ばすこと。

過去60年間にわたり、1兆ドルを超えるアフリカ向けの援助が行われてきたにも関わらず、見るべきものは多くない。

1兆ドルが莫大な数字すぎて、一般的には想像がつかない。もう少し噛み砕いた文章がありました。
世界全体の年間合計生産高が87兆ドル。アメリカの社会保障費用が年間およそ8000億ドル。化粧品の売上高が10年間で1兆7000億ドル。そして、2001年、ドナルド・ラムズフェルドは米軍に2兆3000億ドルの使途不明金があると発表した。

世界規模でみれば1兆ドルというのは目ん玉が飛び出るような金額ではないということがわかった。

1950年当時、サハラ以南のアフリカの平均寿命はたったの36・7歳だった。それが現在では56歳と、およそ50%増加している。

つまり一兆ドルの支援で、しっかりと改善されていることがわかる。

予防接種による、予防可能な病気による年間死亡者数は1960年の500万人から2001年の140万人まで下落した。そのあいだに世界人口が2倍になったにもかかわらず。マラリアによる死亡者数は年間380万人から約70万人まで、下痢による死亡者数は年間460万人から160万人まで下落した。

援助との因果関係があるかどうかはわからないけど、改善はされている。ただ、それでも多くの人が亡くなっているのは事実なので、もっともっと改善したい。

人々の役に立つという点で言えば、お金を効率的に使うのと、ものすごく効率的に使うのとの差が大きい。だから、「このプログラムはお金の効率的な使い方か?」ではなく、「このプログラムはお金の最高の使い方か?」と問うことが大事なのである。

基本、先進国は無駄な物ばかりでできているから、しっかり考えて消費をしたい。毎月定期的に寄付をしたりするのもいいですね。

発展途上国でひとつの命を救うのにかかる費用はおよそ3400ドルだ。これは富裕国の大半の人々ならほぼ同じ生活水準を保ちながら毎年寄付できるくらいの金額だ。やろうと思えば、生涯でたった一つの命ではなく、働くあいだ毎年ひとつずつの命を救うことだってできるのだ。

慈善団体に寄付するだけで命が救われる。皆さんも一緒にやりましょう。

東日本大震災と2010年1月12日に起こったハイチ地震の出来事。
日本の地震では15,000人が亡くなったのたいしてハイチは15万人もなくなった。日本とハイチでは国家全体として見ると1,000倍日本の方が豊かである。

豊かで財源があるということで、防波堤の対策や支援活動ができるということですね。

がんは毎年820万人を死に至らしめており、全世界の死亡及び健康障害の7・6%を占めている。

がんが100%なおせる時代がいつになるのか気になりますね。

87ページのリスクに対してはすごく勉強になったのでまた読み返す。

おおぜいの人々がこれをすれば、世の中変わるのに。
でも、ひとりの人間がやったところで何も変わらない。

ひとりでも寄付すれば効果的な利他主義ができるということがわかりました。

「20世紀中盤以降に観測されている温暖化の中心的な原因が人間の影響である可能性は極めて高い」という。「可能性が極めて高い」というのは、95%以上の確率を意味する。

地球というのはいつか滅びるのかなっと思っている。

あなたが一生涯に排出する温室効果ガスは、地球の気温を5億分の1°上昇させる。

知識として、メモ。

「チャリティーナビゲーター」大半の活動分野において、もっとも効率的な慈善団体は予算の75%以上を活動やサービスに、25%未満を資金調達や管理費に費やしていることは周知の事実だ。

寄付先をしっかり見極めるためには覚えておきたい数字。

左派と右派のどちらの経済学者たちのあいだでも、搾取工場が貧困国に利益をもたらしているいう点では意見が一致している。

空調もない工場で作業している人をかわいそうと捉える人もいるけど、働く場所があるだけで幸せと本人たちは思っている。

フェアトレード認証とは、貧困国の労働者により高い報酬を支払うための取り組みだ。一般的にはバナナ、チョコレート、コーヒー、砂糖、茶など発展途上国で栽培された食品に対して用意られる。

知識として、メモ。

非常に甘く見積もったとしても、ビニール袋の使用を完全にやめて削減できるのは二酸化炭素換算で年間100キログラム、つまり総排出量の0・4%程度に過ぎない。

政府がやっていることはあまり意味がないということ。

クール・アース。

寄付先としてメモ。

食用に飼育される動物のうち、ブロイラー、採卵鶏、ブタは圧倒的に劣悪な環境に置かれている。

この事実を知ってから、スーパーで安い鶏肉は買わなくなりました。地鶏として育てられた上質なものを買うようにしています。

私たちは仕事を通じて社会に影響を及ぼす3つの主な手段について考えるよう勧めている。一つ目はあなた自身の労働。二つ目はあなたが寄付できるお金。三つ目はあなたが他人に及ぼせる影響。

収入の何%かを寄付していくことで、何人もの命が救えるんです。

ビル・ゲイツをはじめとするギビング・プレッジ(資産の50%以上を慈善活動に寄付すると誓った億万長者のグループ)。

賢くて有名な資産家は寄付していることが多いですね。私利私欲に使っても良くならないことを熟知しているのでしょう。

菜食主義の推進組織「マーシー・フォー・アニマルズ」のボランティアたちは、フェイスブックで工場式農場の動画にコメントした人々に連絡を取り、ベジタリアンになるという選択肢について話し合う。

最近、ヴィーガンという言葉が流行っていますね。健康にいのは悪いのか知りませんが、あまり極端すぎても良くないのかなって。ストレスなく、いいものを体に取り入れるようには心がけています。

アメリカでは4650万人が相対的貧困のもとで、つまり年間1万1000ドル未満で暮らしている。しかし、世界全体では12億2000万人が極度の貧困のもとで、つまり年間550ドル未満で暮らしている。また世界の貧困は国内の貧困よりずっと見過ごされている。2014年、アメリカでは生活保護に5000億ドル費やされたが、貧困国への援助や慈善活動は年間2500億にとどまっている。

アメリカでも4650万人が相対的貧困ということに驚いた。実力社会だから多いのかな?

アメリカは常時220万人が収監されている。これは人口の0・7%にあたり、収監率としては世界トップクラスだ。比較のため、イギリスの収監率は0・14%、カナダが0・1%、日本に至っては0・05%。

いかに日本が安全かという数字ですね。

移民の増加は先進国では驚くほど不評で、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、イギリスの大多数の人々は移民の抑制を支持している。先進国の中では、カナダが移民の増加にもっとも寛容だが、それでも移民の増加に賛成している人々は20%にすぎず、42%が移民の削減を支持している。こうした点を踏まえると、近い将来、移民政策の変化が起こるとは考えにくい。

日本は移民を受け入れて働き手を確保した方がいいのでは?超高齢化社会が待っているのだから、賛成も反対もないと思うんだよね。

工場式農場では、年間500億頭の動物が飼育され、殺されている。農業のやり方を少し変えるだけで、こうした動物の福祉を大きく改善できる。また、家畜を飼育すると、膨大な量の温室効果ガスが排出される。

外国産のブロイラーを食べるのはやめます。

温室効果ガスの排出によって、地球の平均気温は将来的に2〜4度上昇すると見られている。その結果、数兆ドルの経済損失が生まれ、数十万から数百万人の命を失い、生物多様性が大きく損なわれるだろう。

温暖化は世界規模で考えなければならない。しかし、大半が先進国が温室効果ガスを排出位していることが事実だ。

最終手段である気候工学の研究だ。気候工学とは、たとえば硫酸塩(太陽光を反射させて地球を冷却する気体)を成層圏へと注入するなどして、意図的に地球を冷却する試みだ。気候工学自体は、オゾン層の減少といった重大なリスクをもたらす可能性を秘めているが、もし非常に大きな気温上昇に直面していることがわかれば、そのリスクをとる。

勉強になる内容。

3,400ドルの寄付で、ひとりの命が救える蚊帳を届けたり、7000人の子どもたちの寄生虫を駆除したり、15人の人々の所得を1年間だけ2倍にしたりできる。

34万円の寄付で命が救えるという事実。頑張って救えなくても、少しずつでもいいから寄付をして世界平和につながれば嬉しい。

寄付先としてメモ。
アゲンスト・マラリア基金、クール・アース、ディベロップメント・メディア・インターナショナル、デウォーム・ザ・ワールド・イニシアティブ、ギブダイレクトリー、往血吸虫症対策イニシアンティブ。

貧困の根本的原因などわからない。20世紀、韓国や台湾などの国々は貧困から抜け出しが、エチオピアやケニアなどの国々は抜け出せなかった。その理由はほとんど解明されていない。

解明されていれば、貧困の国は無くなるもんね。

効果的な利他主義は、常に疑問を持ち、証拠に目を向けるよう私たちに課すからだ。よいことを完璧に行うのは無理でも、もっと効率的に行なおうと努力することなら、いつだってできるのだ。

事実を知った上で、能動的になり、効率よく利他主義を広めていくと、いい世の中になるのかな。

読み終えて

【効果的な利他主義宣言!】慈善活動への効果的なアプローチ を読んでこれからできる事

小学生の時、募金活動というのが定期的にありました。一円玉、五円玉、十円玉を握りしめて募金箱に入れたことを今でも鮮明に覚えています。

日本には寄付するという文化があまりないような気がします。たまに外国人に駅で声をかけられ名前を書いて1,000円渡す(?)的なものを見かけたことありますが、あれは寄付なのかな?

情報が多すぎて、寄付したくてもどこにすればいいのかわからなかったですが、本読んで知識もついたので安心してできそうです。

少しでもいいことしたいなって思っている方は、是非一読して寄付しましょう。

素晴らしい効率的な利他主義が身に付きます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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